2021年3月に新宿ミロードで開催された抽選会「春の“ あげちゃう” 祭り」。ユーモラスなビジュアルと、LINE を使った新しい非接触抽選システムは、おかげさまでクライアントからも大好評でした。ちょっと前向きになりづらい世の中だからこそ元気を発信したいという想いが込められたクリエイティブについて、弊社クリエイティブディレクターの樋口牧子に聞きました。
Q. このキャンペーン案を思いついたきっかけは?
新宿ミロードさんの春のキャンペーンでは、「LINEの友だち登録数を増やしたい」ことと、「お客さまはたくさん来店して欲しいけれど、人の密集は避けたい」というオーダーがありました。それならと提案したのが、LINEを使ったオンライン抽選会です。
抽選会への参加は、お買い物をしたレシートを撮ってLINE公式アカウントに送るだけ。結果はその場で確認できて、当選するとミロード限定電子マネーが当たります。当たった電子マネーもその場ですぐに使えるという仕組みです。一つの場所に人が集まらず、またスタッフが景品を直接受け渡す必要もありません。
Q. いいアイデアですね!エビフライがとても気になります。
このご時世ですから、「みんなの気分が上がる」キャンペーンにしたい思いが最優先でありました。なのでビジュアルも、お客さんが思わず参加したくなるような、見ていてワクワクするようなモノをいろいろ考えました。
なぜエビフライかというと、単なるダジャレです(笑)。「そうだ、全部あげちゃおう!」と思いまして。ミロード限定電子マネーも「あげちゃう」、みんなのテンションも「上げちゃう」。それに合わせて、カラッと「揚がる」元気なエビフライをモチーフにしました。今までのミロードさんには無いアプローチを喜んでいただけて嬉しかったです。
Q. どんよりとした時代だから明るさが受け入れられたということですね。
ものづくりはまず、現場が大切だと思っています。私達が楽しんで生み出した案を、まずクライアントさんが楽しんでくれて、そこから練り上げたクリエイティブがお客さまを楽しませることが出来る。私は意見やアイデアが飛び交う楽しい現場であってこそ、“ココロを動かす”クリエイティブが生まれると信じています。今回のキャンペーンを成功させることができたのは、一緒に楽しんでくれたメンバーの存在があったからこそだと思います。
Q. 今回のキャンペーンをやってみて、全体としての所感を教えてください。
今回のキャンペーンでは、期間中の新規LINEお友だち数は約2,300人増加し大変好評でしたが、店頭での積極的な声がけやフライヤーの配布などをもっと活性化することで、より増加が見込めると実感しました。
次回のお話もいただいており、今回の改善点もふまえた企画を進行中です!
これからも、“わくわく”を生み出していきたいです。_樋口牧子
WORKS の詳細はこちら
https://www.studio-uni.com/works/2921
【そんな樋口のWORKS !】
■〇〇チックな、プラスチック? 三井化学株式会社 MOLpCafe 展示会告知用ティザームービー
「どんな形も形作ることができるプラスチックは、人の気持ちも形作ることができる」をコンセプトに、プラスチック素材の魅力を紹介するムービー。「素材の魅力や可能性を、アートやファッションなどジャンルを問わず幅広い人たちに知ってほしい」というクライアントのリクエストに、コミカルな表現で応えました。キャストは素材の研究者さんなど社員さん。好演にもご注目!
WORKS の詳細はこちら
https://www.studio-uni.com/works/works36/